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良くある質問

本物のラギオールと偽物のラギオールの違いは何ですか?

ラギオール(Laguiole)は、フランスのアヴェロン(Aveyron)県にある人口1200人の小さな村の名前です。その村が発祥地とされているとても美味しいチーズも、その村の伝統的なスタイルのナイフもラギオールと呼ばれています。

しかし、法的にはラギオール(Laguiole)と言うナイフとしての名称はブランド名でもラベル名でもありません。フランスのリオム市(Riom)の高等裁判所がラギオールを「一般名称」とする判決を下したからです。

したがって、ラギオールというナイフとしての名称の使用は法的に規制できません。ラギオール・ナイフの発祥地とされているフランスのラギオール村以外のどこかで製造されたナイフでも「ラギオール」の名前で売られていても違法とはみなされず、誰でもラギオールという名前のナイフを製造・販売することができるのです。つまり、ラギオールという名前で売られているナイフが本物、あるいは偽物かという問題は法的には存在しません。問題はラギオールという名前で売られているナイフの質が良いか悪いかということだけです。

ラギオールナイフは高級工芸ナイフである、というイメージを商才に長けた商人たちは昔から利用してきました。法的には誰でもラギオールという名前でナイフを製造・販売することができるのですから、「正真正銘」、「生産地証明」、「本物の」というような表現はただの宣伝文句で法的価値はありませんが違法でもありません。

その点に目をつけて、品質の悪い、時には中国等で造られた”ラギオール”ナイフを”本物”として販売するような業者もいます。ラギオールという名前のナイフを高い値段で買ってその質にがっかりなさる方がいらっしゃるのはそのような事情があるからです。

結論をいいますと、ラギオールナイフには本物も偽物もありません。あるのは質の良いラギオールナイフと質の悪いラギオールナイフの違いだけです。







フォントニル・パトー社のラギオールナイフは他のラギオオールナイフとどこが違いますか?

フォントニル・パトー社はフランス刃物製造の中心地チエール(Thiers)に位置しています。我が社のこの地方の刃物造りの伝統を活かし、ラギオールナイフは全て専門の職人による伝統的な手作業で造られています。厳格に質にこだわった丁寧な工芸技術を駆使して造られるので、卓越した職人でも1本のナイフには組み立てだけでも約1時間はかかります。



法的に規制がないラギオールという名称の刻印は世界中のどこの製造者でもできますが、自分の製品に誇りを持つ製造者は、ブレードに製造者自身の名前やブランド名を刻印します。刻印の全くないナイフや、「ラギオール」とのみ刻印されたナイフはあまり信用できません。


フォントニル・パトー社のナイフにはジル(Gilles)(登録商標)という刻印が入っています。ジル(Gilles)は弊社の現在の経営者、ジル ステンベルグ(Gilles Steinberg)の名前に由来しています。ジル ステンベルグ(Gilles Steinberg)は自らの名前を刻印することで、フォントニル・パトー社の製品にたいする誇りと自信を表しています。


注意1:「ラギオール」や「ラギオール・フランス」というナイフのブランド名は存在しないので気をつけましょう。


注意2:「正真正銘の」、あるいは「生産地保証」という記載はラギオールナイフの品質を保証するには不十分です。ラギオールナイフの歴史は2世紀にも遡ります。一部の製造業者が「伝統」や「本物」を売り物にしているのに実は創業20年などというおかしな話もあります。ナイフにはワインのように「AOC(原産地呼称制)」のような制度は存在しません。生産地が保証されていても、品質の保証とはなりません。生産地保証等というような記載は消費者に品質保証に関する幻想を抱かせるための宣伝文句としての価値しかないのです。

注意3:製造者の名前と住所がはっきりと示されていない保証書は、ただの紙切れに過ぎません。きちんとした保証書を請求しましょう。

注意4価格も重要です。技術を持ったフランスの職人が一本に1時間かけて手作りした高級品を低価格で購入するのは不可能です。卓越した職人の人件費とナイフの上質の素材にはそれなりの原価がかかります。
近年、アジア系諸国産の低価格のラギオールナイフが市場に出回っています。しかし、高級なナイフは大量生鮮できないこと、また上質のラギオールナイフを造るための技術も欠けていることから、アジア系諸国の製造量のナイフ製造業者が高級な上質のナイフ造りに興味を示すことは稀です。「フランス製」の刻印があれば、フランスで造られた証明にはなりますが、フランスで製造されているからといって、必ずしも上質の高級なラギオールナイフであるという保証にはなりません。



ラギオールナイフの飾りは蝿ですか、それとも蜜蜂ですか?

これにもはっきりとした回答はありません。ラギオールナイフの折りたたみ用のばねの上に昆虫の模様の飾りが付けられ始めたのは1950年以降という比較的最近のことで、元々はありませんでした。したがって、ナポレオンがナイフ職人に蜜蜂のモチーフの使用を許可したと言う言い伝えは単なる伝説でしかありません。古いラギオールのばねの上には模様や飾り彫りがなく、単に三角形になっています。現在のような形のラギオールが製造され始めたのは、19世紀後半になってからです。

蜜蜂は確かにかわいいイメージのある昆虫ですがラギオールナイフとの関係ははっきりわかりません。蠅はフランス語では「ムッシュ(mouche)」と言いますが、この言葉は刃物製造用語では、かつて折りたたみ用のばねが鍛造されていた頃にナイフの握り手の上に出てくる潰された部分のことを意味していました。したがって蠅の飾りはこの刃物製造用語との言葉遊びに由来しているのかもしれません。

フランスには、イッサンジョー、イソワール、シャトルローなど他にも多くの「ムッシュ(mouche)」のあるナイフ、すなわち折りたたみ式ナイフが存在します。

「羊飼いの十字架」とは何ですか?

ハンドル部分の伝統的な装飾のことです。ステンレスか真鍮製の直径0.8mmの針金を使います。

ラギオールナイフの発祥の地とされているオーベルニュ地方の羊飼いたちがナイフを地面に突き刺して神様に祈るために使ったと言い伝えられています。この伝説を信じるかどうかは別として、実際に古いラギオールを見てみると、昔のナイフ職人達がそれぞれ独自の装飾をナイフのハンドルに施していたことがわかります。ハンドルの飾りには菱形、円形、ハート型など様々なタイプがあります。
フォントニル・パトー社のナイフでは、ハンドルの磨き仕上げ技術の関係から、鹿角やマンモス象牙などを素材に使ったハンドルにはこの装飾を入れていません。その他のモデルにはオーベルニュ地方の伝統を尊重し、また美的価値も考慮に入れて「羊飼いの十字架」の装飾が施されています。

質の良いラギオールナイフと悪いラギオールナイフはどのように見分けることができますか?

既に上記したように、ラギオールナイフには偽物・本物という区別は法的には存在しないので、「刀利き」の目で、客観的な観察をして質の良いラギオールナイフと悪いラギオールナイフ見極める必要があります。


A) 誰にでも簡単に出来る見分け方:



1.「Laguiole(ラギオール)」や「Laguiole-France(ラギオール・フランス)」といった記載は法的価値がないので判断の基準にはなりません。自分のナイフに誇りを持っている職人は、ナイフに自分の名前や独自のブランド名を入れます。製造者不明のナイフは信用できません。製造元がはっきりしているナイフを選びましょう。



2.「原産地保証」や「正真正銘」等の記載は品質の保証にはなりません。製造者の名前と住所がはっきりと記載されている保証書のあるナイフを選びましょう。製造者の名前と住所のない保証書はなんの価値もないただの紙切れに過ぎません。



B) 技術的な観察方法:



ナイフが見た目に美しく、プラスチック素材が使用されていず、手に持つと程よい重量感とグリップがあるか?



ナイフを開いた時、スプリングからブレードがまっすぐ伸びているか(刃先を上にして下から見上げて確認する)?



ハンドルのプレートがきっちりとはめ込まれているか?



プレートとボルスターの間(頭と尻尾の部分)に小さな隙間がないか?


ナイフを閉じた時、ブレードがスプリングの底に当たらないか?ブレードがきっちりと真ん中に収まっているか?


数種類のナイフを見ている場合、スプリング上の飾り彫りや蜜蜂・蝿の形が全て少しずつ異なるか(手作業の証拠)?



以上が全て合格なら、高品質ナイフの証明になります。



もし以上の1つのみが不合格なら、一般製品ながらも満足のいく製品(量産品)であると言えますが、高級工芸品とは呼べません。
価格も重要です。技術を持ったフランスの職人の手作り高級工芸品を低価格で購入するのは不可能です。



象牙や鼈甲(べっこう)は禁制品ではないのですか?

象牙は禁制品ではありません。象牙を素材としたナイフの製造・販売は厳しく規制されていますが禁止はされていません。

確かにワシントン条約では象牙の輸入を全面的に禁止ました。しかし、ワシントン条約以前に既にフランスに輸入されていた象牙は法的にその使用が認められています。

フォントニル・パトー社は、弊社の倉庫にある古い在庫にある象牙(弊社は1920年から象牙ナイフを作成しています)か、ワシントン条約以前の輸入品であることを証明する環境省発行のCITES証明書が付いた象牙のみ使用しています。

ナイフの製造業者は正式な許可を持っていなければ象牙を使うことはできません。象牙の入荷・販売は書面できちんと記録を残す義務があり、定期的に税関の検査を受けます。フォントニル・パトー社も2002年に検査を受け、合格しました。

これらの書類に関しては、《素材に関する法規制》の欄でご覧いただけます。

従って、輸出先の国に特別な法的規制がない限りは、象牙を素材としたナイフの輸出・販売は合法です。

鼈甲(べっこう)も象牙と同じように規制されています。

フォントニル・パトー社のナイフ造りの職人達はナイフに美しさと品格を与える象牙や鼈甲が年々希少となっていることを充分に認識しています。フォントニル・パトー社ではこれらの希少価値のある素材を活かすため、その使い方には最大の敬意を払っており、無駄遣いや違法売買は絶対に行いません。
フォントニル・パトー社はCOMURNAT(天然素材使用業界団体)の加入メンバーです。

ナイフの刃はステンレスとカーボンスチールのどちらが良いですか?

ナイフの使用目的によります。

こだわり派の方やまめに手入れができる方には昔から使われている《カーボンスチール》をお勧めします。カーボンスチールは手入れを上手にしないと錆びてしまいます(ナイフは水洗いはせずに丁寧に拭くものです)が、切れ味は抜群で、特に研ぎ易さが特徴です。

手入れをする時間があまりない方やナイフを頻繁に使用しない方にはステンレスの刃のナイフが使い易いでしょう。いつまでも新品のような外観を保つことが出来ます。ステンレスの刃の欠点はカーボンスチールより少し研ぎにくいことです。
フォントニル・パトー社ではステンレスとカーボンスチール両方の長所を備えたスウェーデン産のステンレスSandvik 12c27を使用しています。Sandvik440も良い素材ですが、研ぎ易さは少し劣ります。

ステンレスの刃の切れ味は悪いというのは本当ですか?

ステンレスの刃の切れ味は悪いということはありません。外科ナイフやフードプロセッサーのナイフにもステンレスの刃が使われています。問題は研ぎ方です。下記を参照してください。

ナイフはどう研ぎますか?研がなくてもよいナイフはありますか?

日常的にナイフを使用する職業の方、例えば肉屋さんなどは刃の切れ味が鈍くなる前に定期的にナイフを研ぎ石や研ぎ棒で研ぎます。

ナイフは研がなくては切れ味が悪くなりますが、ナイフの刃にぎざぎざの歯をつけるとしばらくの間研がなくてもいいようにすることはできます。ただ、それも研ぐ手間を少なくさせるだけのことで、「切れ味が長持ち」とか「研ぎの必要なし」などといった記載はただの宣伝文句ととらえるほうが無難です。

技術的な説明を少ししましょう。

余り知られていませんが、刃の品質は「焼入れ」と「研磨」という2つの製造段階で決まります。

「焼入れ」とは熱処理加工のことで、刃に機能性(硬度と柔軟性)を与えます。

「研磨」とはブ刃の基礎的な加工のことで、簡単に言うと、最初は長方形になっている刃の断面を、下がとがっている完璧な三角形に磨きあげることです。

刃は厚いと切れ味は悪いのですがかけにくいので耐久性には優れています。それとは反対に刃が薄いと切れ味は良いのですが、かけやすいので耐久性が弱くなります。そのような2極点の刃の間で、それぞれの長所を活かし短所をおさえた中間の刃を見つけなくてはなりません。
例えばカミソリは刃が薄く切れ味が良いのでひげは剃れますが、肉は切れません。逆に肉屋さんの包丁は刃が厚く肉は切れますが、ひげを剃るのは難しいです。

ダマスク鋼の長所と欠点は何ですか?

通常の刃と同じくダマスク鋼もカーボンスチールとステンレススの2種類があります。この2つの素材の長所と短所については既に上記しましたが、ダマスク鋼の場合には以下のような特徴があります:

カーボンスチールのダマスク鋼

長所:手造りの高級ナイフのなかでもその美しさに匹敵するものはありません。昔から使用されていた伝統的な素材で、その切れ味や研ぎ具合が大変優れています。

短所:丁寧な手入れが必要のので、本当のナイフ愛好家かコレクショナー向けです。使用後は必ず乾いた布で拭き取りましょう。酸化によりダマスク鋼の模様が薄くなったり、消えることがあります。その場合には酸を使った処理が必要となり、費用が嵩みます。

ステンレスのダマスク鋼

長所:模様が大変映える美しいナイフです。ダマスク鋼の模様が長く持続し、手入れも比較的簡単です。

短所:現代的な素材なので、伝統的とはいえません。研ぎ具合や切れ味もカーボン鋼よりやや劣ります。

ではセラミックの刃はどうでしょうか?
セラミックは切れ味は抜群ですが、柔軟性に欠けショックにも弱いという欠点があります。これらの欠点が解決されない限り、この素材を使ったポケットナイフを製造する可能性はありません。

郵送中に紛失または破損があった場合の保証はありますか?

フランスから日本への郵送はフランスの郵便局による書留普通小包(郵送期間:1週間〜2週間)またはUPS(郵送期間:3日間〜1週間)で行なっています。郵便局による郵送は送料を低めに抑えることができますが、郵送中に紛失・破損した場合の保証はありませんので、あらかじめご了承下さるようお願いいたします。
UPSによる郵送では紛失および破損の場合の保証は郵送料に含まれています。

弊社ではUPSによる郵送をおすすめしております。

領収書の発行はできますか?

英語版またはフランス語版の領収書をご注文していただいた製品と一緒にお送りいたします。

日本語版は原則として発行しておりませんので、あらかじめご了承くださるようお願いいたします。


フォントニル・パトー社の製品はこのHP以外でも販売していますか?

フォントニル・パトー社の製品は、弊社がお取り引きさせて頂いているフランス国内・国外のナイフ専門店やそのHPで購入することも可能です。弊社に直接ご注文いただいた場合は、ご注文を頂いてから職人が製作を始めるため、ご注文から発送までに通常3週間から4週間かかります。
お急ぎの方は、弊社の製品を販売している専門店でご希望のお品をお探しすることをおすすめいたします。
弊社の製品を販売している専門店は弊社のHPのリンクにリストをのせてありますのでご覧下さい。
同じ製品でもそれらの専門店と弊社のHPでは価格が違うこともありますが、それは各小売店の自由価格となっているためです。
また、それらの専門店で弊社の製品をご購入の場合、保証などについてはご購入なされたお店にお問い合わせください。

返品・交換について

返品・交換をご希望の場合は商品受領後7日以内(土日・祝祭日は含まない)にメールまたはファックスで返品・交換の御理由とともにお知らせ下さい。

ケースバイケースで対応いたしますが、原則として返品・交換の送料はお客様の負担となります。

天然素材について

弊社のラギオールナイフのハンドルは天然素材のため、サイトの写真とは若干色調や模様が異なる場合がございます。






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